La dolce vita ―映画的な

映画「甘い生活」のカフェ・ド・パリ 資金洗浄の疑い (www.asahi.com 2009年7月25日16時52分)
 
 イタリア映画「甘い生活」の舞台になったローマの有名カフェ「カフェ・ド・パリ」で、犯罪組織のマネーロンダリング資金洗浄)が行われている疑いが強まり、警察当局が差し押さえに踏み切った。
 
 ANSA通信によると、カフェの実質的なオーナーは南部カラブリア州を本拠とする組織で、今年になって約600万ユーロ(約8億円)で買収したという。マフィアなどの犯罪組織は近年、マネロン目的でローマのカフェやレストランの買収を進めているという。
 「カフェ・ド・パリ」は50年代から営業を始め、フェリーニ監督の代表作「甘い生活」(60年)では、上流階級の退廃的な日々を過ごす舞台として描かれた。高級レストランやホテルが立ち並ぶベネト通りにあり、観光名所になっている。カフェは家宅捜索後も通常通り営業している。