まるでコメディのような

キリストがサルに? スペインで自称画家が修復し注目 (www.asahi.com 2012年8月25日10時40分)
 
 スペインの小さな教会のキリストを描いたフレスコ画が、世界の注目を浴びている。80代の自称プロ画家という女性が修復を手がけたところ、「毛むくじゃらのサル」(英BBC)に様変わり。悪評が広がる一方で、ネット上では「ゴヤムンクに匹敵する」と持ち上げる声もある。
 
 問題の絵画は、スペイン北東部のアラゴン州ボルハにあり、地元画家のエリアス・ガルシア・マルティネスが100年以上前に描いたとされる。画家の孫は地元メディアに「絵は完全に破壊された」と嘆いた。
 
 一方、教会から修復を依頼されたと主張するセシリア・ヒメネスさんは「善意でやったことで修復を後悔していない」と反論。ただ今回の騒ぎで寝込んでしまったという。
 
 教会が所属する司教区によると、小さな町では信徒が装飾を直すことは珍しくないという。役場は専門家に修復を依頼したが、絵が元の姿を取り戻すのは難しいとみている。