心は共にあります

広島、67回目の原爆の日 平和宣言、核兵器廃絶訴える
 (www.asahi.com 2012年8月6日9時9分)
 
 広島は6日、米国の原爆投下から67年の「原爆の日」を迎えた。広島市中区平和記念公園で平和記念式があり、松井一実市長は平和宣言で核兵器廃絶の決意を世界に訴えた。東京電力福島第一原発事故に触れて、市民の暮らしと安全を守るためのエネルギー政策の早期確立を政府に求めたが、「脱原発」には踏み込まなかった。
 
 平和宣言で松井市長は昨年に続き、13歳で遺体の処理にあたった男性など公募で選んだ3人の被爆者の体験を引用。後遺障害や偏見に苦しみながら生き抜いた被爆者の思いを伝えた。
 
 昨年3月11日に起きた東日本大震災原発事故で苦しむ被災者を、67年前のヒロシマの人々と重ね合わせ、「心は共にあります」と呼びかけた。