全面内戦か?

シリア首都で爆発、国防相殺害 アサド大統領の義兄も (www.asahi.com 2012年7月19日0時16分)
 
 内戦状態にあるシリアの首都ダマスカス中心部の治安施設で18日、爆発があり、ラジハ国防相が死亡した。アサド大統領の義兄シャウカト副国防相も死亡、さらに複数の軍・治安幹部が死傷した模様だ。首都の治安中枢で、反体制派への攻撃を指揮していた政権幹部らが殺害されたことで、アサド政権に与える影響は極めて大きいとみられる。
 
 爆発は18日午前11時半(日本時間同日午後5時半)ごろ、ダマスカス中心部ラウダ地区にある国家安全保障本部で起きた。この建物では当時、ラジハ国防相ら軍・治安当局幹部らが集まって、会議が開かれていたという。アサド大統領は会議に参加していなかったとみられる。
 
 武装反体制派「自由シリア軍」幹部は衛星テレビ局アルアラビアなどに「我々の仲間が爆弾を仕掛けた」と述べた。一方、「イスラム旅団」を名乗るグループもインターネット上で「政権の危機管理チームを攻撃した」との声明を出した。両者の関係は不明。