ユーラシア連合

ロシア大統領「2015年までにユーラシア連合」 (www.asahi.com 2012年3月20日20時32分)
 
 ロシアのメドベージェフ大統領は19日、旧ソ連諸国でつくるユーラシア経済共同体(EAEC)の首脳会議をモスクワのクレムリンで開いた。会議後の記者会見で、欧州連合(EU)のように旧ソ連圏を経済統合する「ユーラシア連合」に関する包括条約が、2015年1月1日までに署名されると表明した。
 
 東西冷戦の「東」の大国だったソ連が1991年末に崩壊後、各独立国は再びロシアを軸に経済的つながりを深めつつある。ただ、00年にできたEAECは形骸化しており、その発展的解消を通じて「連合」創設につなげる考えだ。
 
 19日の会議には経済共同体に加盟するロシア、カザフスタンベラルーシキルギスタジキスタンの各大統領のほか、オブザーバー国のウクライナアルメニアモルドバの大統領らが出席。メドベージェフ氏は「統合プロセスを今後どう発展させるかを協議し、予見可能なシナリオで15年に向けて統合を進めることで合意した」と述べた。