2016年には中国がGDPで世界一に

世界一の経済大国、5年後は中国に? IMF見通し (www.cnn.co.jp 2011.04.26 Tue posted at: 17:46 JST
 
 国際通貨基金IMF)がこのほど発表した世界経済見通し(WEO)によると、これまで世界一の座を保ち続けてきた米国の国内総生産(GDP)は、5年後に中国に追い抜かれる見通しとなった。
 
 IMFによると、11年のGDPは世界1位の米国が15兆2000億ドルで、2位の中国が11兆2000億ドル。これが16年には米国18兆8000億ドル、中国19兆ドルとなり、順位の逆転が予想される。
 
 ただしこれは、それぞれの国での商品の購買能力を示す「購買力平価(PPP)」ベースの数字。IMFは、「PPPによるGDPは経済の規模を比較するために最適な指標とはいえない」との立場を示す。
 
 一方、市場為替レート換算の名目GDPでは、米国は現在中国の2.3倍、16年の予測も1.7倍と、首位を維持する見通しだ。また、国民1人当たりの所得や社会的、構造的問題を示す数値をみても、米国経済は依然として中国を大きく引き離している。