6対4という「大差」

民主代表に菅氏再選 党員・サポーター票で小沢氏に大差 (www.asahi.com 2010年9月14日15時38分)
 
 民主党代表選は14日午後、東京・芝公園のホテルで投開票され、菅直人首相(63)が小沢一郎前幹事長(68)を破り、再選を果たした。菅首相は、ただちに党役員人事と内閣改造に着手する。7月の参院選での敗北でつまずいた政権運営を立て直し、衆参各院で多数派の異なる「ねじれ国会」に臨む態勢を整えることが急務となる。
 
 代表選では、「脱小沢」路線を掲げる菅首相と、党内融和を重視する小沢氏の党運営への姿勢に違いが際立った。
 財源論や外交・安保などの政策でも激しい論争が交わされ、全体の約3分の2を占める国会議員票の奪い合いなどで両陣営の運動は過熱した。
 
 このため、党内外で代表選後のしこりを懸念する声が上がっている。菅首相がこれからも「脱小沢」の姿勢を貫けば巨大な「党内野党」勢力を抱えることになり、今後の人事で小沢氏やその周辺の議員をどこまで登用するかが注目される。
 
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民主党代表選の結果(敬称略。単位はポイント)
 
菅 直人721(国会議員票412、地方議員票60、党員・サポーター票249)
小沢一郎491(国会議員票400、地方議員票40、党員・サポーター票 51)
 
 
続投の菅首相円高の洗礼、当選直後に急騰83円07銭 (www.asahi.com 2010年9月14日22時41分)
 
 続投を決めた菅直人首相に、市場はいきなり円高の洗礼を浴びせた。菅氏の経済政策や、市場介入への慎重な姿勢は当面大きく変わらないだろうとの見方が多いためで、今後も円高基調は続きそうだ。円高と株安の連鎖を断つために、市場では、企業の競争力の向上や雇用増など長期的な視点に立った政策の実行を求める声が多い。
(後略)