9月2日

9月2日は「第2次大戦終結の記念日」 ロシア下院可決 (www.asahi.com 2010年7月8日20時23分)
 
 ロシア下院は7日、日本が1945年に第2次世界大戦の降伏文書に署名した9月2日を大戦終結の記念日とする法改正案を可決した。北方領土の実効支配は第2次大戦の結果だと主張するロシア側が、戦勝を強調することで領土問題の足場を固め、日本を牽制する狙いがあるとみられる。
 
 イタル・タス通信によると、法案を提出したザバルジン下院国防委員長は「9月2日の記念日は、祖国と反ヒトラー連合国のために自己犠牲と英雄的精神、忠誠を示した同国人たちの記憶の印だ」と強調した。
 
 ロシアでは毎年5月9日を対ナチス・ドイツ戦勝記念日として大々的に祝っている。特に今年は戦後65周年にあたるため、メドベージェフ政権は第2次大戦ファシズム阻止の正義の戦争だったことを強調するキャンペーンを展開。対日戦勝記念日は、北方領土を管轄するサハリン州が以前から制定を求めてきた。