恐るべきシナリオ

鳩山由紀夫首相は1日夕、国会内で民主党小沢一郎幹事長、輿石東参院議員会長と(…)首相の進退を含め、今後の政権運営について意見交換したが結論は出ず、2日にも改めて協議することになった。民主党内には内閣の支持率下落を踏まえ、参院を中心に首相退陣論が強まっているが、首相は続投意思を変えておらず、協議は難航していると見られる」(www.asahi.com 2010年6月1日21時47分)
 
 この記事から一夜明けた2日午前、民主党両院議員総会鳩山首相は辞任する意向を表明。小沢一郎幹事長にも辞任を促し了解を得たことを明らかにした。
 
 前夜の鳩山首相の「ポーズ」に誘導されたマスコミ、世論逆転への布石。首相は次回の総選挙には出馬しないとも言う。この韜晦のシナリオを描いたプロデューサーには脱帽せざるを得ないだろう。