環境と文学

世界の作家、東京に集う 9月23日から国際ペン大会 (www.asahi.com 2010年4月22日20時45分)
 
 「環境と文学」をテーマに世界の作家が話し合う「国際ペン東京大会」の概要を22日、主催する日本ペンクラブ阿刀田高会長)が発表した。日本での国際ペン大会の開催は1984年以来で3度目。海外からはノーベル文学賞作家の高行健さんやカナダを代表する作家マーガレット・アトウッドさんなどが加わる。大会全体では海外約70カ国から250人ほどが参加する見込み。
 
 大会は9月23日から30日まで。東京・西早稲田早稲田大学(大隈講堂)、東京・西新宿の京王プラザホテルなどで開かれる。基調講演の代わりに、日本ペンクラブ前会長で、9日に死去した井上ひさしさんの群読劇「水の手紙」を上演する。阿刀田会長は「環境と文学を考える上で、井上さんと立松和平さんの死去は大きな痛手でした。井上作品をきっかけに世界の作家と環境と文学について議論したい」と話した。
 
 一般公開される講演や朗読劇などは入場無料。問い合わせは同大会事務局(03・5651・7076)へ。