グアテマラへ

 本格化する国際化時代における宗教多様性に配慮してか、環境への気遣いからか、この季節に街を歩いていても、ひと昔ほどクリスマス一色に染まった光景を目にすることは少なくなった気がする。昨今は不況の影響も深刻で、お店をやっている人に聞いても、「人々の購買力は確実に落ちている」という話だ。そんな中、クリスマスツリーのイルミネーションを黙然と演出している巨大なビルを目撃した。
 

 
 今年はシモーヌ・ヴェイユの生誕100年の年に当たるわけだが、第二次大戦真っ盛りの1943年にわずか34歳の若さで栄養失調により衰弱死したヴェイユとは異なり、100歳を超える天寿を全うしたもう一人の「偉大なる探求者」レヴィ=ストロース評伝の話題作、渡辺公三の『闘うレヴィ=ストロース』(平凡社新書)をBook 1stにて求める。ほかにサルトル『自由への道 第3巻』およびアストゥリアスグアテマラ伝説集』(ともに岩波文庫)を購入。
 

新書498闘うレヴィ=ストロース (平凡社新書)

新書498闘うレヴィ=ストロース (平凡社新書)